ハウスクリーニングの料金相場＆業者選びの注意点を解説

2022 12/22

ハウスクリーニングはどのように料金が決まるのか

以下のポイントによってハウスクリーニングの料金は上下します。

それではどのように料金が変わるのかご紹介します。

家の状況

料金は人がすでに住んでいるか、人が住んでいない空き家なのかで変わります。通常は人が住んでいる方が料金は高くなります。なぜなら家具や荷物を移動させたり養生したりしなければならないので、空き家よりも手間がかかるからです。ハウスクリーニングを頼む時には荷物が無くスッキリした状態にしておきましょう。新居の場合は荷物を入れる前にハウスクリーニングを依頼しましょう、引越しするときには退去して荷物を運んだあとに依頼しましょう。

ハウスクリーニングを依頼する場所

ハウスクリーニングをお願いする場所が多ければ多いほど料金が高くなります。キッチンだけと水回り全体とをクリーニングするのであれば、キッチンだけの方が当然安くなります。ですから、ハウスクリーニングを頼む前に、全部を掃除しなければならないのかどうか、一部のみでよいのかをよく考えて決めておきましょう。あまり汚れていないのであれば、今回は汚れがひどいところだけにするなど、メリハリをつけて依頼するのがよいですよ。

間取り

部屋の間取りによっても料金は全く変わってきます。例えば1LDKと3LDKでは3LDKの方が大きいので、もちろん料金が高くなります。しかし、同じような間取りであっても、床の面積が大きいと料金が高くなる場合がありますので、注意してください。

ハウスクリーニングの料金の相場

料金の相場については、家全体と場所別のクリーニングに分けて解説していきます。

家全体の料金相場

全体をクリーニングする場合は間取りによって料金が変わります。

・1R・1K：19,000円〜20,000円
・1DK・2K：22,000円〜40,000円
・1LDK・2DK：31,000〜46,000円
・2LDK・3DK：47,000円〜57,000円
・3LDK・4DK：50,000円〜80,000円
・4LDK・5DK〜：ハ64,000円〜

ちなみに、料金は住んでいる人がいる時の相場です。荷物がなければもう少し値段が安くなるかもしれません。

場所ごとに対するハウスクリーニングの料金の相場

場所ごとに対するハウスクリーニングは場所によって料金が変わってきます。

・キッチン         11,000円～20,000円
・浴室 12,000円～17,000円
・エアコン         8,000円～17,000円
・換気扇             7,000円～15,000円
・洗面所             7,000円～10,000円
・トイレ             6,000円～9,000円
・浴室 12,000円～17,000円

これらの料金以外にも、ハウスクリーニングをする時に複雑な作業になったり、時間がかかったりする場合には相場の料金が全く変わってきます。例として、通常のクリーニングよりも、分解してクリーニングしなければいけない掃除機能付きエアコンの方が料金は高くなる場合があります。また、室外機のクリーニングは別の料金になることもあります。オプションの防カビ・抗菌コート仕上げなどをつけるのも料金が高くなるでしょう。相場料金を参考にしてオプションやサービスの内容を確認しながら業者を選ぶとよいでしょう。

ハウスクリーニングの相場の料金が高くなる場合

料金が高くなる場合について知っておくことが、料金を抑えることにもつながります。ここでは、料金が高くなる場合についてご紹介します。

一戸建て

一戸建て全体をハウスクリーニングする場合には、クリーニングの面積が広いと料金相場が高くなります。玄関や廊下、階段なども含めて部屋が広いときには最初に見積もりをしてもらうのがよいでしょう。

駐車場がない

家の近くに駐車場がない場合は有料の駐車場を使わなければなりません。そのような場合には、駐車場の料金は依頼者側が負担しなければなりませんのでその分の料金がかかります。また、駐車場の広さがどのくらい必要なのかも確認しておくとよいでしょう。

汚れがこびりついている

汚れがひどい場合には、クリーニングに時間がかかってしまうので料金が高くなりがちです。例えば、換気扇やキッチンに油汚れのこびりつきが多く、そのために高い洗剤を使うなどの場合には料金が高くなります。料金が高くなることがありますので、汚れがひどすぎる場合には、自分でできる範囲である程度汚れを落としておくのがよいでしょう。

家具・荷物などが多い

家具や荷物がたくさんあるとクリーニングの邪魔になります。荷物を避けておいたり、汚れないように養生したりする手間がかかりますね。時間制でハウスクリーニングを依頼する場合は養生や片付けに時間がかかってしまい、クリーニングをする時間が少なくなくなってしまいます。わざわざハウスクリーニングを頼んだのに、クリーニングの時間が少なくなってしまうのはもったいないですね。時間制のハウスクリーニングの場合は特に、ある程度自分で部屋の中を片付けておくとよいでしょう。格段に掃除しやすくなります。引越しするときにハウスクリーニングをお願いする場合は荷物や家具がない方が安くなります。そのため、入居前や退去後にハウスクリーニングをお願いするのがよいでしょう。

ハウスクリーニングの料金をなるべく安くする方法

ハウスクリーニングの料金をなるべく安くするには、以下の方法を試してみましょう。

ハウスクリーニングの前にできるだけ自分で掃除しておく

かなりひどい汚れがついている場合には、大まかな掃除を自分でできる限りしておくとよいですよ。例えば、風呂場にカビが生えていれば一度はカビ取り剤を使ってみる、台所のレンジまわりの油汚れの場合には重曹をふって一度は拭いておくなどです。汚れがあまりにもひどく、時間や手間がかかる場合には料金が高くなる場合もありますので注意しましょう。

複数箇所をまとめて依頼する

駐車場の料金や出張手数料がかかる場合には、いっぺんに複数の場所をまとめてお願いするのがよいでしょう。何度も何度も依頼すると、駐車料金や出張手数料を何度も支払わなければなりません。また、セットで料金が安くなるようなキャンペーンをしている場合もあります。いろいろな場所の水回りや複数台のエアコンなどはまとめて依頼した場合に安くなることもあるので、事前に聞いてみてください。

繁忙期には依頼しない

ハウスクリーニングの繁忙期は年度末の引越しがある2月〜3月、夏のエアコンクリーニングがある7月〜8月になります。閑散期はこれらが終わる、4月〜5月、9月〜10月です。この時期の依頼は割引やお得なキャンペーンがないかどうか探してみてください。

部屋を片付けてから依頼する

荷物や家具を避けたり、養生しなければならなくなる場合は自分で部屋を片付けるか、別の場所に移動しておきましょう。クリーニングだけをしてもらえて手間がかからないので料金が安くなる場合があります。特に、ハウスクリーニングを時間制でお願いする場合は、絶対に部屋を整理しておいてください。ハウスクリーニングの業者が片付けや養生に時間を使ってしまうと、クリーニングする時間が少なくなります。片付けや養生を自分でやっておくと、効率よく作業してくれますよ。また、引越しする時のハウスクリーニングであれば、退去した後に依頼をすると安くなります。

定期的に依頼する

汚れをたくさん溜めてしまうと、クリーニングに時間がかかってしまいます。そのため、汚れがこびりついてしまう前に定期的にクリーニングを依頼しましょう。そのほうが後から見ると料金が安くつく場合もあります。家全体をみて、汚れがこびりついてしまう前に依頼しましょう。

相見積もりを複数の業者間でとる

料金を安くするのであれば、相見積もりを複数の業者間で取ってみてください。1社だけで決めてしまうと、相場の料金がわかりません。多くの業者に見積もりを取って、サービスや料金の内容をしっかり比較してから、一番よい業者を選びましょう。

料金の他にも確認しよう！ハウスクリーニングの業者を選ぶための注意点

ハウスクリーニングの料金についてご紹介してきました。しかし、業者を決める時には料金だけで決めないほうがよいでしょう。あまりに安い業者だとクリーニングが不十分だったり、洗濯機、エアコン、換気扇などの家電が故障したりというようなトラブルが起きることもあります。ハウスクリーニングを安心してお願いするために、料金以外の注意点を確認しましょう。

それでは、料金以外にハウスクリーニングの業者を選ぶ際の注意点について詳しくご紹介します。

実績や知識が多いかどうか

ハウスクリーニングをお願いする時には、実績や知識が多いかどうかをみてみましょう。経験が多い業者にお願いするのが良いですよ。ハウスクリーニングは汚れがどれくらいあるかによって、どんな洗剤や機材を使うかが違います。そのため、業者の実績や知識が多いかどうかによってどれくらいきれいになるのか変わります。効率良く丁寧に作業をしてくれる業者なら短時間で細かなところまできれいにしてくれるでしょう。料金があまりに安いと経験があまりない、素人のような人がきてあまりきれいにならなかったということもあるそうです。過去の実績が豊富であれば、ハウスクリーニングを長年やっている経験と知識が蓄積されていて、安心してハウスクリーニングを依頼できます。

対応している地域

業者ごとにハウスクリーニングをする地域が違います。自分が住んでいるところが対応している地域に入っているか確認してみてください。対応する地域でなければ、ハウスクリーニングしてもらうことができません。なんとか対応地域に入っていても、あまりにも遠いのであれば、交通費が別途請求される可能性もありますので気をつけましょう。

クチコミ

ハウスクリーニングをお願いする時には、ハウスクリーニングのクチコミサイトやSNSのクチコミの情報が非常に役に立ちます。クチコミの情報では「換気扇をとてもきれいに磨いてくれた」、「エアコンを奥のほうまで分解してきれいに掃除してくれた」などがわかるコメントがあるかもしれません。このように、クチコミの具体的な情報を確認しておけば、安心して依頼できる業者がわかりますね。よくないことばかりの書き込みがある業者を避けレバ、ハズレ業者を選んでしまうことが少なくなりますね。クチコミの情報が全て合っているわけではないですが、業者を選ぶ際の参考にはなるので、クチコミは確認してください。

損害保険

損害保険への加入があるかどうかもとても大切なポイントです。例えば、エアコンや換気扇のクリーニングを細かく分解して掃除する場合は、故障や破損が起きることもあるかもしれません。クリーニングしている時に壁に傷がついたり、洗濯機やエアコンの室外機などの家電が壊れてしまう可能性もあります。こうした場合に、業者が損害保険に加入しているのであれば補償してもらえ、安心してお願いできます。やはり、料金が安すぎる場合には損害保険に加入していない可能性もあるので、契約するときには内容を必ず確認しておきましょう。

そもそもハウスクリーニングとは何か？

ハウスクリーニングとは、掃除の専門家が家の中のクリーニングをしてくれるというサービスです。専門家がプロ仕様の洗剤を使って、カビ、ホコリ、油汚れを落としたり、高圧洗浄機を使用するなど、専門家の技で家の汚れを効率よくきれいにしてくれます。エアコンや換気扇を分解して奥まできれいにしたい、頑固な汚れや油汚れをきれいにしたいなど、自分ではできないような汚れを専門家にお願いしたい場合にぴったりです。

便利屋さん、清掃代行、家事代行との違い

ハウスクリーニングは、ハウスクリーニング専門業者だけではなく、便利屋さん、清掃代行、家事代行でも頼むことができます。このような業者は家事である掃除を代行してくれるサービスなので、家にある掃除道具を使って「日常の掃除」をしてくれます。自分がするべき家事を代行してくれるので、掃除のレベルも自分で行うのと同じくらいと考えてよいでしょう。対して、ハウスクリーニング業者は掃除の専門家が徹底的に掃除をして汚れを落とすので、しっかりと汚れを落としたいのであればハウスクリーニングがよいです。